多発関節炎(4つ以上の関節炎)を主症状とする原因不明の全身性炎症性疾患です。
滑膜(関節を滑らかに動くようにしている)の異常増殖に伴いパンヌスというものが形成され、軟骨・骨の破壊が進行するとともに関節周囲の支持組織の破綻を引き起こし、関節の痛み・可動域制限・不安定性・異常可動性などによって変形を生じ、最終的には種々の運動機能障害をもたらします。
手や手指の関節の腫れや痛みで発症することが多いです。
関節症状は左右対称性に起こることが多く、朝のこわばりを訴えることが特徴的です。
ほかに足や足指の関節に症状を訴えることも多く、次いで膝関節・肘関節に多いです。症状が進行すると特有の変形を示します。
関節以外には、腱や骨の突出部に皮下結節(コブ状の物)を生ずることもあります。
背骨では、首の骨に罹患することが多く、痛みや回旋制限の原因となります。
血液検査では患者の約70%にリウマチ血清反応陽性です。
レントゲンでは関節周囲の骨粗鬆症が起こり、関節の隙間が狭くなり、亜脱臼や変形を呈し、最終的には強直します。
根治的治療法のない慢性疾患であり、生活指導が治療の基礎となります。関節可動域の維持訓練と筋力訓練が重要です。薬物療法や手術も行われることも多いです。
ぶる~と整骨院でもなるべく痛みを抑えるための施術、生活指導を行っております。
お気軽にご相談ください。