

有我 秀雄 ありが ひでお あま市在住
近況 朝晩が冷え込むようになってきましたね。先日、車で走っていると毬栗(いがぐり)を拾っている人を見かけました。栗おこわが食べたくなりました。

小俣 与葵 おまた よしき 名古屋市在住
近況 ドラゴンズ、今年は惜しくも4位でした。 Aクラスまで届く位置に来ているので来季に期待!
明生人嘉 / Myojo Jinka 141 名古屋から見た東京
東京は、私の人生に節目を与え続けてきた街である。父方の祖母が千葉に住んでいたこともあり、東京は小さな頃からよく経由、観光していた。
三、四歳の頃、出来立てのディズニーランドへ。母に手を引かれ入園したところで、つわりに苦しむ妊婦に母が声をかけた。そこで我慢できずに吐いてしまった物を、両手で受け止めて介抱する母の姿を見たのを幼心に覚えている。
千葉のプールで出会った一日限りの友だちがいる。午前中には仲良くなり、夕方まで一緒に遊び、別れを告げたきり二度と会っていない。名前も顔もあやふやだが、不思議と忘れられない。これも友情。まさに一期一会。
池袋のサンシャインにも、できたばかりの頃に連れて行かれた記憶がある。名古屋から新幹線に乗れば、二時間もかからずに東京へ行ける。

隣の隣の駅である。
戦いの場所 Tokyo
中学生になりキックボクシングを始めてからは、先輩の応援や大会のため、春夏の休みには青春18きっぷを握りしめて東京を往復したり、ジムの先輩のダハールさんの車にもよく同乗し、上京した。当時は水道橋の後楽園ホールに近かった上野〜御徒町のアメ横を散策するのが定番ルートだった。
やがてアマチュア大会は東京武道館、プロデビューは後楽園ホールのリングで戦った。名古屋で過酷な練習を積み、「東京の連中には絶対に負けたくない」と勝手な闘争心を抱いてリングに立った。だから東京のホテルに泊まるときは、いつも死地に向かう感覚だった。
海外遠征が多くなっても、地元の名古屋で練習して他所で試合をしていたので、東京はもはや海外感覚だった。
有り難いことに色々なホテルに泊まらせていただいた。しかし減量や疲労のせいで贅沢な朝食をしっかり食べられたのは試合当日の一食のみ。しかも勝つための食事なので、楽しむというより栄養摂取の意識の方が高い。
今は、ホテルの朝食を楽しく食べられる。日々の朝食と比べれば驚くほど割高だけれど、若い頃に比べると総じて美味しくなっているし、ホテルの接客対応などから得るもの感じるものも多い。
電気で皆超人に
移動でも東京には思い出が多い。私は公共交通機関を使うように心がけている。JR、都営線、東京メトロ、ちいばす、路線バス―数えきれないほど利用してきた。乗り間違えもよくある。
最大の失敗は二〇〇六年。行き先が逆の特急に乗り込み、気づけば千葉の成東にいた。それを基にイラストを描いてみたら、味わいのある作品となった。

東京の交通網の複雑さは身をもって知っている。昔はパスモとスイカを併用しなければならず、地下鉄では乗り換えるたびに切符を見せて再清算する場合も。あの頃は「地方者は東京の地下鉄なんて乗るんじゃねえ」と排斥されたような気持ちさえしていた(笑)
それが今ではマナカ一枚で名古屋から東京中を移動できる。そしてリアル四次元ポケットのスマホもある。乗換検索をすれば、瞬時に最短ルートや到着時間が出る。移動中にホテルの予約までできてしまう。
最近では「ホテル予約ゲーム」などと称し、山手線の原宿から品川に着くまでに宿を確保できるか試したことも。 昔、コンビニの縁石を枕に寝た経験もあるので怖いものはない。結果、銀座のホテルがギリギリ取れたので有楽町で下車してチェックイン。一昔前なら面倒だったことが驚くほど簡単になっている。
電気があるからこそ、スマホは四次元ポケットの如く使い方次第で驚異的に有用に働く。現代人は気づかぬうちに電気とスマホのおかげで皆「超人」になっている。 もちろん、いざというときはタクシーも使う。そういうときに幸せを感じられる。基本、歩けるなら歩きたい。
名古屋から見た東京
名古屋駅の利便性は高く、東京は意外と近い。中途半端な都会の名古屋より、洗練された大都会の東京へ行く名古屋近郊の人も多い。 「若い頃から名古屋に出るのが夢でした」と語る人の声をたまに聞くと嬉しい。
選手を引退してから、東京へ行くときは穏やかな気持ちになった。だが格闘技の会場で熱い闘いを目にすると、ホテルの鏡の前で思わずシャドーボクシングをしてしまうことも。座り疲れるので少し動くとスッキリする。
東京は常に私の人生を映し出してきた。名古屋から見た東京は戦いや仕事の舞台であり、芸術と出会う場であり、テクノロジーに驚かされ、世界中の美味しいモノの集まる稀有な街だ。
最新の流行モノも古き良きモノも探せば色々と楽しめる。日日是好日(にちにちこれこうじつ)の言葉の胸に、これからも東京へ行く度に面白いコト・モノを発見したい。

具鷲逸品集では上野の古着屋で見つけたスタジャンを早速掲載。
なにとぞ君による、なにとぞグルメ紀行では、東京ホテルの朝食特集第二弾を、なにとぞ君がお届け。
しかしながら、名古屋も全然負けていない、と思う。名駅の再興、栄の逆襲も始まっている。乞うご期待。
それでは今号も、なにとぞ、よろしくお願いいたします。
特に『天の歌』では、途中からAIの歌手に魂が宿りますので鳥肌モノです。洋楽はBGMにも良さげの耳心地ですので、通勤通学や作業中にもぜひ。
いつもぶるーと整体院やキックボクシングジムJKF新瑞橋、JKF池下をご利用いただきありがとうございます。
明るく生こまい
佐藤嘉洋


